2010年11月2日火曜日

人脈づくりは、白か黒かではなく、程度で考える

 人脈を作る方法は、人の集まっている場所に行って、まず知ってもらうこと。名刺交換の数です。単なる名刺交換に終わらないようにするには、何かしら相手にメリットのある情報の提供ですが、ここで自分の損得を考えてしまいます。

コミュニケーションの基本はまず「与えること」であることを思い出しましょう。
WIN-WINなんて夢です。現実的ではない。「お役に立ちたい」という気持ちを持ってに次に会う約束をとりつけます。アサーティブな態度が大切です。

さて、これを数多く繰り返していると、人脈が増えるとモチベーションがあがり、さらに人脈は増えます。逆だと下がります。人情です。

 人に協力してもらうには、信頼されることが必要です。信頼がないと人脈が増えません。信頼されていると協力の依頼も増えるし、こちらが依頼しても協力してもらえます。

 信頼とはアピールすることから始めます。待っていても始まりません。相手にメリットがあることなら相手も真剣に聞いてくれます。私がサラリーマンをしていたときに、あるクレームがあって謝罪に相手企業にお伺いしたときに、「あなたのいいところをご存知ですか?」と尋ねられました。

自分では思いつかなかったので「分りませんが」と答えると、「あなたはいつもこうすると得ですよ、と提案してくれる。いつもですよ。なんでもないようだが、それはすごいことですよ」と評価していただきました。

 こうして自分は長期に影響するモチベーションをアップしていただきました。WIN-WINの関係は信頼があってこそ始まるもので最初から始まるものではないのです。人間は人のために生きるようにできているのです。だから経営理念が重要なのですが、それを口先だけのまやかしだと思う人も少なくありません。

 しかし、利用するだけ利用して後は知らん顔という人も少なくありません。それにしても白か黒か、イエスかノーかではないのです。程度の問題なのです。52%対48%といった具体に程度の問題なのです。
 2%の差なら無視もできるし、2%アップする工夫もできます。そこが知恵と知恵を働かせてモチベーションをアップする行動力を「与えること」からもらうのです。

一回のご縁を一生のよろこびに。人脈つくりはマーケティングの原則と同じなのです。

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