2012年9月4日火曜日

豊かな人生のハンドル




豊かな人生とは、どのような人生のことだと思いますか。
自分は豊かな人生とは、自分にあった生き方のことだと定義します。

自分にあった生き方とは、自分を主体にした暮らし。
他人と競争したり、他人の意見に振り回される生き方ではありません。

たばこをやめられない人を見ていると、フォーカスの仕方を間違えていることがよく分かります。彼らは「喫煙したい」にフォーカスして、「禁煙したい」にフォーカスしていないのです。そのために葛藤が起こっています。

なぜ葛藤するのでしょう。相反する二つの思いに引き裂かれているからです。 相反する意志と想像が激突したら、想像が意志に勝ちます。この時に自分は何をしたいのか、どうありたいのかにフォーカスすれば自分の本心を知ることができます。

ところが「本心」にフォーカスするより、「喫煙したい」にフォーカスしているので、本心は砕かれ、葛藤の末、自己否定感が残ります。自分に本心を問い正して、答えを確認すれば、禁煙は瞬時に成功します。

葛藤から主体を取り戻すハンドルは「客観視する力」なのです。

もし、他人の意見にフォーカスすれば、自分の本心と葛藤が起こります。他人と競争したら、競争している間はやる気になっても、勝った途端に終わります。負けたら腐ったまま終わります。これでは自分の願望から遠のいたまま終わります。

壁を突破するには、自分に焦点を合わせ、自分と競争します。自分の意見に耳を傾け、自分の意見を追求します。自分の意見を追求するときに他人の意見を参考にすることはあっても、客観的な判断をするので、どこまでも自分を主体に進めます。

主体を自分から他人に移した段階で、自分にあった生き方はできなくなります。他人の靴、服ではなく、自分の靴、服で暮らす。それが豊かな暮らしではないでしょうか?




2012年8月31日金曜日

分かっているのにできないときに





完全ではなくても自分なりに真面目に努力をして来たと考えている多くの人は、目標を持って努力することを継続した方がいい。いやな上司がいたとしても我慢して取り組みべきだと考えていると思います。自分の人間力アップになるのだから、継続したほうがいいと、そこまで分かっていても、出来ないのはどうしてだと悩んでいると思います。

分かっていてもできない自分はダメな人間なのか、こんな調子でこの先どうなるのだろうかと不安になったりもしていることでしょう。もっと努力をするんだと言うと、落胆してしまう人も多いと思います。

結論を言えば、まだまだ努力が足りないのです。その証拠に習慣になっていない。悩んでいるというのはそういうことです。知ってはいても出来ていないのだから、出来るまで続けるしかないのです。

習慣になっていたら、いちいち決心することがないのです。悩む人はいちいちエンジンをかけないと動かない。だから疲れます。

習慣化が遅れる理由を考えてみましょう。
仕事するのは生活のためなので受け身。当然、能動的にかかわっていけません。その分いやなことがあると被害者意識が生まれてしまいます。損をしている気分になるので、起業を考えることもありますが、ナニをしていいのか、いまひとつはっきりしません。逆にはっきりしない分、なんでも出来そうでチャンスは無限のように感じます。

確かに可能性は無限ですが、起業するには、やりたいことのために、その他のできることを捨てないと集中できません。そうすると不安になり、余計にできることを考え、なにしていいのか分からなくなります。モチベーションは高いのか、低いのか、自分でさえ分からない状態です。

こうして考える時間が続き、習慣化が遅れます。休息に対する考え違いも影響していることでしょう。

考えるのではなく、行動するしかないのです。
こうして停滞する人と、前に進む人に分かれます。
自分の選択しかありません。

ネガティブな感情に包まれて停滞を続けたいのか、ポジティブな感情を呼び出し前に進むのか。その差を分けているのも、日頃からの感情の呼び出し方の習慣です。

どんな些細なことにも感情の呼び出し方があります。人はみんな日頃からトレーニングしているのです。

2012年8月30日木曜日

目標にも、ポジティブな目標とネガティブな目標がある




ダイエットする目標が楽しくないという人がいて、一方、病院でのリハビリは地味ですが楽しいという人がいるのはどうでしょう。

ダイエットには「してはいけない」というネガティブな条件があります。症状にもよりますが、リハビリには「いまよりよくなる」というポジティブな期待が多くあります。この違いが楽しさを分けています。

つまり目標には「ポジティブな目標」と「ネガティブな目標」があります。ですからダイエットでも、リハビリでも本人の思い方次第で、ダイエットが楽しいという人もいれば、楽しくないという人もいます。リハビリにも同じことがいえます。
やせなければいけない、食べてはいけない、運動しなくてはいけないでは気が重くなり、意欲はなくなります。
数値だけの無機質な目標も、「あの人に褒められたいのでやせたい」というように得たい感情を含んだポジティブな目標になれば意欲は強くなります。

たとえばジムで「私5k減量しようとしているの」「あら、私もそうなのよ。」「大変でしょう」「食べないように頑張ってるの」というようなやり取りを聞いていると同じように目標にチャレンジしていると見えます。

「楽天に出店してるんだけど、なかなかうまくいかないよ」「うちも同じだよ」実は全然違う二人ということはよくある話です。このように仕事でも同じことがいえます。「成長しなければいけない」と「成長したい」では全然違います。「目標を達成しなければいけない」と「達成したい」では全然違います。

しかし、実際には全然違う両者が同じような表現をするので、表現だけを見ていると同じ仲間のように見えてしまいます。 同じだと思えても実際には違う両者、目標の質も意欲も違いますが、それを決定づけているのは、なにをするかではなく、自分がどうありたいのかで決まります。

「やらされている」「やっている」「やりたい」このように自分がどうあるのかで、意欲もスライドしています。「生活のためにやらされている」「生涯のキャリアのためにやっている」「ライフワークとしてやりたい」というように、自分自身の在り方は自分の生き方にシンクロするのです。

自分の場合だと、自分がどうありたいのかを決めた上で、目標を設定するとき、得たい感情を明確にします。たとえば「ライフワークのひとつしてやりたい、そしてやってよかったという感動を味わいたい」というようにポジティブなものにします。「言われるから仕方がない、つきあいでやるか」というようなものではしないほうがいいのです。

その上でポジティブな目標になるように状況を整備します。そのとき重要なのは、自分の目的を叶える目標であることです。会社などにいると先の例のように取引会社からの依頼で始まる仕事があります。その場合、取引会社の期待が目標になることが殆どです。

もし、そのままスタートしたら、目的がなく目標だけあるというようなことになり、頓挫する危険があります。ネガティブになり出したら、とことんネガティブな空気が蔓延する可能性もあります。

それを防ぐには自分の目的を叶える目標にしておくことが肝心で、そのようにならない場合には最初からやるべきではないのです。曖昧なままにやると自分あるいはチームをダメにしてその再建に時間がかかるからです。

「ポジティブな目標」と「ネガティブな目標」があるので、見極めましょう。
自分の在り方を認識しましょう。
その上で「何のためにやるのか」を明確にして、自分の目的を叶える目標にしていきましょう。どうしてもそのようにならない場合はしない。ポジティブでない時間を過ごすことは死んだも同じです。

「人生の悲劇とは、生きているうちから、その人聞の内側で死んでいく部分があるということだ。」。。。。。。フランスの神学者、アルベルト・シュヴァイツァー(Albert Schweitzer)の言葉です。

2012年2月5日日曜日

ほめればいいって???それを支配というのです。

ほめるのも叱るのも、相手をコントロールして支配したいということでは何らかわりがありません。

しかも「ただほめるのでなく、ときには叱ることも必要だ」という人がいますが、叱るということも、一般的には一方的にしかるわけですから、上から下へという支配の関係に他なりません。 

育てる=管理、支配ではないのです。

この間違った育て方が原因でどれだけ多くの人が苦しみコミュニケーションに不具合が生じている人が多いか、ご存知ですか?

 でも、私たちはあきらめません。

 「それはいい」とか「それはダメ」とか一方的に価値判断を下すのではなく、どのようにすべきかをお母さんに、あるいは恋人に、そしてビジネスの現場で、指摘してきました。 

その成果を測るには、ビジネスの現場がもっとも単純明快にして、顕著ですが、驚くべきものです。 たいていの現場にはパワーハラスメントが働いています。

そしてドメスティックバイオレンスより見逃されいます。

そしてそれがマイナスの効果しか生んでいないことに気がつかない人々がものすごく多い。

当たり前でしょう。人が大事にされない職場が生産性をあげることはないのです。 
そういうと、「締め上げたら実績が上がった」という管理職もいますが、その実績がすでに低いのだということを教えてあげたい。
無意味な対前年との比較で上がった上がったと言ってるだけで、いくらが妥当なのかさえ、分かっていない。

 「尊重していたら、もっと上がっていたんですよ」と太鼓判を押したのちに、私たちがマネジメントしたら3倍強になったというのは、どうなんでしょうね。 

気持ちを伝えることが、勇気づけであり、勇気づけのあるコミュニケーションがモチベーションをアップさせるのです。家族でも職場でも、恋人同士でも同じです。

2012年1月2日月曜日

成功はある晴れた日突然に。


欲というものはピンキリで、時には善意の仮面をかぶっていることだってある。
欲の表情は、顔やスタイル同様に人それぞれ、さまざまだが、欲のない人はいないだろうし、欲がないのもいいことでもないだろう。
人は、努力したのに、その報酬が少ないとガツカリする。
だから翌日になると、努カに見合った報酬を得ようと、もっと頑張るか、うわべだけ取り繕うことを学ぶ。
しかし、これだけははっきり言える。
ずっとずっと成果の出ないときが続いて、ある日突然、軌道に乗る。

宝くじだってそうであるように、いっぺんに成功はやってこない。
成功は、少しずつ積み重ねていくものだ。
しかし、ほとんど人は成功の手前で努力を止めてしまう。
まるでチキンレースのようである。
わずかな報酬を感謝し、大切にし、ちょっとした成功からコツコツと始めるのが成功への道なのだ。
だから、結果が出なくても自分のやったことをほめてやろう。
自分くらい自分の味方になってやらないと、自分がくじけてしまう。
そのために、目標を意識することはあっても、決してその奴隷にならないことだ。
そのために自分の成功を定義することは重要だ。
決して他人と比較しないことだ。そうしないと、健全な意欲が失われて、欲望の亡者になってしまう。