2013年2月21日木曜日

思考、感情、行動 の三角形が出来ないのなら、自分を解き放て




思考、感情、行動。・・・・この3つは自分が自分であるためのトライアングルです。

ある思考を持って、それにふさわしい感情があっても、行動がなければ不毛です。

ポジティブな思考、ポジティブな感情であっても、不毛のポジティブ思考です。

ネガティブな思考、ネガティブな感情で行動がない伴わない場合は自業自得です。

思考と行動があり、感情が伴わない場合は、どうなるのでしょう?
その行動は続かなくなります。感情は最後の動機づけなのです。感情が体を動かしています。

感情と行動があって、思考がないと、ハンドルのないクルマに乗った状態になります。

依存症がその状態です。感情が思考より先に行動を起こすとそうなります。

「忘れていた」というのがその状態です。痴漢行為で逮捕された人が言う「アルコールに酔って覚えていない」というのは、「覚えていない」のではなく、「そんなことをしてはいけないだろう」というのを「忘れていた」のです。つまり錯乱状態です。
DV夫のことを「普段は優しい」とかばう奥さんは、この仕組みを考えてください。

思考、感情、行動。この3つのひとつでも欠けたら、構造が壊れるのです。(三角形のひとつが壊れると三角形が成り立たないイメージをしてください)構造が壊れると、生産的で、持続的な生命力を強める活動はできなくなります。達成したいことはできなくなります。

ここから言える重要なことがあります。
もし、 思考、感情、行動 の三角形が出来ないのなら、思い切って自分を解き放つのです。

もし「泳ぎたい」という思考があったとします。感情は「泳ぐって、ワクワクするね」と反応したとします。しかし水がないと泳ぐことはできません。思考も感情も使い物にならなくなります。自分を解き放つしかないのです。実現可能なことにフォーカスして、泳ぐことは忘れてしまうのです。

逆にプールサイドにいて、「泳ぐのは健康にいい」と考えることができても、身体も意欲的だったとしても、感情が「いまは、なんとなくそんな気にならない」と反応するなら、思考と行動も捨ててしまうのです。

捨てるために必要なことは、思考と感情が意欲的で、行動できることにフォーカスするのです。
ダイエットが必要だと分かっていても、感情と身体(行動)が求めるなら、思考を捨てるしかありません。そうしないと罪悪感の温床になってしまうからです。

三つが一度にある方向へ向かうときを感じたことがありますよね。
モチベーションがあがったと思うときがそうです。掃除を考え、遊びに行きたいと感情が反応し、身体は眠りたいと思うと「自分」はバラバラになります。一度に三つはできないので、二つは捨てないといけなくなります。そうしないと三つともできなくなるからです。

どんなふうにやるにしても、非生産的な思考、感情、行動にはまり込まないようにしましょう。

そうしないと空回りしている感じを生み、そのむなしさから、自己に対する評価が落ち込んでゆき、自分にはなにもできないと、もっとネガティブな思考を生んで、なにごとからも逃げる癖がついてしまうからです。